【生コンクリートの品質は“管理体制”で決まる】JIS対応・高強度コンクリートへの取り組み
2025年11月13日
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建物づくりに欠かせない「生コンクリート」。
しかし、生コンはどこのメーカーのものでも同じ、と思われがちです。
実際には、
配合設計・材料の品質・製造設備・管理体制の違いが施工品質に直結します。
本記事では、生コンクリートの基礎知識から品質管理の仕組み、
そしてヤスミ生コンが提供する生コンの強みを解説します。
■生コンクリートとは?
生コンクリート(レディーミクストコンクリート)は、
- セメント
- 砂(細骨材)
- 砂利(粗骨材)
- 水
- 混和剤
これらをプラントで練り混ぜた材料です。
現場ごとに強度やスランプ値(柔らかさ)が異なるため、
ほぼ“オーダーメイド”で製造される建材と言えます。
■JIS A 5308とは?品質を支える重要な規格
生コンの品質には「JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)」という国家規格が存在します。
配合強度、空気量、材料の選定、製造プロセス、検査方法など細かい基準が定められています。
ヤスミ生コンでもこの規格に準拠しており、
材料の含水率管理・温度管理・スランプ管理などを徹底し、均一で高品質な生コンを安定供給しています。
■高強度コンクリートが求められる時代に
住宅はもちろん、倉庫・工場・商業施設・高層ビルなど、建設物の長寿命化や耐震性向上のニーズが高まっています。
そのため、近年は通常より高い強度をもつ
高強度コンクリート(HRC:High-Strength Ready-Mixed Concrete)
の需要が増加。
ヤスミ生コンでは、
- 強度・耐久性の高い配合技術
- 材料の品質を安定させる管理体制
- 骨材の表面水率補正を含む練り混ぜ制御
などにより、高強度コンクリートの出荷にも対応しています。
■品質は“工場管理”で決まる
良い生コンは、材料だけではつくれません。
工場(プラント)の管理体制が品質を左右します。
ヤスミ生コンでは以下の品質管理を徹底しています。
①骨材の表面水率測定
骨材の水分量を測定し、
スランプの安定性と強度の確保につなげています。
②スランプ・空気量・温度の検査
現場で生コンを受け入れる際に性状が規定値に収まるように、出荷時に各検査を実施。
季節・気温に合わせた管理で均一な品質を保ちます。
③トレーサビリティの確保
自社採取の砂・砂利を使用できるため、
材料の出どころが明確で、品質が安定しやすいメリットがあります。
■自社採取 → 自社プラント → 自社配送の一貫体制
ヤスミ生コンの大きな強みは
完全一貫体制 です。
- 自社採取の山砂・砂利(骨材)
- 自社プラントでの製造
- 自社車両での現場配送
この流れを自社完結できるため、以下のメリットがあります。
- 納期がぶれない(安定供給)
- 品質にバラつきが出にくい
- 急な追加発注にも柔軟に対応できる
一般住宅から大規模工事まで、多様な現場ニーズに応えています。
■まとめ
- 生コンクリートは「同じように見えて同じではない」建材です。
材料の品質・配合・管理体制・配送体制がそろって初めて、現場で安心して使える生コンになります。
- ヤスミ生コンでは、
JIS規格に準拠した品質管理・高強度コンクリートへの対応・自社一貫体制 により、
安定した生コン供給を実現しています。
- 建物の長寿命化、安全性、工期遵守のためにも、
信頼できる生コンメーカーの選定はとても重要です。